「手をかければかけるだけ良いブドウが取れる訳ではない。」

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
農業の難しさは、「努力が報われるとは限らない。」ところにある。
天を味方にし、科学的にアプローチしない限り継続的に成果が上がらない。
本人の間違った思い込みや非科学的な手法で栽培すれば、
「手をかければかけるほど徐々に成果が上がらなくなる。」
X字型長梢剪定は、まさにその典型である。
この基本的栽培技術が習得できていない人を私は信用しない。
こんなシンプルな樹形を維持できないで、ブドウ栽培を語ることは嘆かわしいことである。
短梢剪定栽培しか出来ないということは、ブドウ栽培の面白さの一割しか理解していないのと同じである。
栽培者が主でブドウが従という「上から目線」の関係からは、思い上がりとこだわりしか生まれない。
その関係が逆になってこそ、「ブドウをリスペクトする」気持ちが芽生えるはずである。
良い栽培者は、素直で謙虚である。
今年も真摯にブドウ栽培に取り組むことの喜びを感じながら日々精進したい。
- 2013.11.17 Sunday
- コラム
- 08:26
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- by ぶーた